【コンパクトドラムセットのおすすめは?】持ち運びやすいものなど、特徴別に解説

選び方
  • ストリートライブに使えるドラムセットの購入検討中です!
  • 安くて小口径のドラムセットを教えて!
  • 小口径ドラムセットのメリットとデメリットを教えて!

コンパクトなドラムセットがほしいけど、種類が多くてどれがよいのか分からない人、ドラマーの中には多いです。私は16インチのコンパクトサイズから26インチの大口径までドラムセットを所有しています。コンパクトサイズだけでも数種類所有してきました。

そんな私が、コンパクトドラムセットのおすすめをお伝えします。この記事を読めば、使う目的にあったドラムセットを選べるようになります。

持ち運びやすさを重視する人はタイコの数が少ないセットが良いです。省スペースでの演奏がメインの人は、バスドラムが薄いセットがおすすめです。

コンパクトドラムセットとは小口径なドラムセット

コンパクトドラムセットとは、バスドラムやタム類などのサイズ(口径)が小さいセットです。ドラムセットの標準的なサイズ構成は、バスドラムが22インチ、タムが10〜13インチ、フロアタムが16インチです。

20インチ以下のバスドラムが組み込まれたドラムセットが「コンパクトなドラムセット=小口径ドラムセット」と言われます。

使い方別、おすすめの小口径ドラムセット

おすすめの小口径ドラムセットを、重視するポイント別に紹介します。小口径ドラムセットを選ぶポイントは次の4つです。

  • 持ち運びやすい
  • 省スペース
  • 初心者向け
  • ジャズドラム向け

持ち運びにおすすめの小口径ドラムセット

持ち運びがしやすい小口径ドラムセットは、ドラムの点数(タイコの数)が少ないものです。次の2つのドラムセットが持ち運びやすさに優れています。

ハードウェアも軽くて持ち運びやすいものを選ぼう

シンバルスタンドなどのハードウェア類も持ち運びやすいものを選ぶのが良いです。ハードウェアはかなりの重さです。シンバルスタンド1つで4kgほど。ドラムセットに使う一般的なスタンド類の量だけで10kg以上になります。

ハードウェアの重さがドラマーの大きな負担になります。持ち運びをよくするドラマーは軽量のスタンドを選ぶのが良いです。次のような軽いハードウェアを選びましょう。

省スペースな小口径ドラムセット

省スペースなドラムセットを求めているときは、バスドラムが浅いものが良いです。ドラムセットで場所を一番とるのはバスドラムの深さ(奥行き)だからです。全体的に、他のタイコ類もより小口径だとさらに省スペースで演奏できます。

省スペースで演奏するのには、次の2つのドラムセットがおすすめです。

初心者におすすめな小口径ドラムセット

初心者におすすめの小口径ドラムセットは、標準のドラムセットに近い音が出るセットです。初心者は、小口径ドラムセットの音が標準のドラムセットと違うことを不快に思うことがあります。

固めの木材が使われているドラムセットは、はっきりした音が出やすくなります。タイコの口径や深さのバランスによって、小口径にも関わらず標準のドラムセットに近い音が出るものもあります。次の3つのドラムセットがおすすめです。

ジャズドラムにおすすめの小口径ドラムセット

ジャズドラムにおすすめのドラムセットは、ジャズ全盛期に使われていたドラムセットサイズと同じサイズのものです。当時の音が再現しやすいため、ジャズドラマーが好んで使います。バスドラムが18インチ、タムが12インチ、フロアタムが14インチのものがジャズドラムにおすすめです。

ジャズドラムでは、低音やくっきりした輪郭の音を出すことよりも、柔らかく、混ざり合いやすい音の方が好まれます。柔らかい木材を使ったドラムセットがジャズドラムに向いています。力の弱い、繊細なタッチにも機敏に反応してくれることも大事です。

ジャズドラムには、次の2つのドラムセットがおすすめです。

小口径ドラムセットのメリットは4つ

小口径ドラムセットのメリットは次の4つです。

  • 小口径ドラムセットならではの音がある。
  • スペースをとらない。
  • 比較的軽く、持ち運びやすい。
  • 標準的なサイズのドラムセットに比べて値段が安い。

小口径ドラムセットならではの音がある

小口径ドラムセットの音は標準的なサイズのセットとは違います。次の特徴があります。

  • 口径が小さくなると、音は高くなりやすい。
  • 口径が小さくなると、深さが浅くなりやすく音の余韻が短くなりやすい。

これらは標準サイズのドラムセットにはない特徴です。音の特徴をふまえて、小口径ドラムセットを選ぶと良いです。

スペースをとらない

小口径ドラムセットは、標準的なサイズに比べて必要なスペースが少なくなります。全体的に口径が小さくなるからです。特にスペースを取るのはバスドラムの深さ(奥行き)です。浅いほどスペースが少なくすみます。

スペースをとりたくないときは、バスドラムの浅い小口径ドラムセットを選ぶと良いです。

比較的軽く、持ち運びやすい

小口径ドラムセットは、運ぶタイコのサイズが小さくなるので軽くなります。比較的軽めの木材が使われる傾向があるので、より一層軽いことが多いです。

車から荷物を下ろすとき、ドラムセットは1回では運びきれません。小口径ドラムセットなら、小さいので1度に運べる楽器の点数が増えます。車と現場の往復回数が減るのも、小口径ドラムセットの大きな利点です。

ドラムセットが少しでも軽く、持ち運びやすくなることは大きなメリットです。

標準サイズに比べて安い

一部のハイエンドクラスを除いて、小口径ドラムセットは標準サイズよりも安くなります。使われるパーツや木材が少なくなるからです。安価で手に入れやすいことも、小口径ドラムセットの大きな利点です。

小口径ドラムセットのデメリットは2つ

小口径ドラムセットのデメリットは次の2つです。

  • 音が比較的小さい。
  • 低音が出しづらい。

音が比較的小さい

小口径ドラムセットは、標準的なサイズに比べて音が小さいです。標準的なサイズに比べて、各タイコの中の容積が小さくなります。小口径ドラムセットのは、振動する空気も少なくなり、音が大きく広がりにくくなります。

音が比較的小さいことは、ギターサウンドなどに埋もれてしまうデメリットです。

低音が出しづらい

小口径ドラムセットの特徴に、低音が出づらい点があります。ドラムは重いほど低音が出しやすく、軽いほど高音が出しやすいです。小口径ドラムセットは比較的軽いので、低音が出しづらいです。

用途、特徴をとらえて、かっこよく小口径ドラムセットを使おう

コンパクトドラムセットとは、バスドラムが20インチ以下の小口径ドラムセットのことです。小口径ドラムセットにはいくつかの用途があります。用途に合わせた楽器選びができると、よりかっこよく演奏ができます。

小口径ドラムセットには標準サイズのセットとは違う特徴があります。小口径ドラムセットの特徴をふまえて、メリットが活かせると良いです。狭いスペースでもストリートでも、幅広くドラムセットを活用して、多くの場面でドラムを楽しめるドラマーになりましょう。

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