【初心者向け体験記】ジャズセッションに行ってみたら、初心者に優しいお店だった

楽しみ方
  • ジャズセッションって楽しいですか?
  • 実際ジャズセッションってどうやるの?
  • ジャズに厳しい人たちの集まりじゃないの…?

ジャズセッションに興味があるけど、どうやったらいいかわからなくて怖くなるドラマー、多いです。私自身、ジャズセッションに興味をもってから、実際に参加するまで2年間もかかりました。ですが、参加してみると、思っていたよりも和やかな雰囲気で楽しんで演奏できることも多いです。

この記事では、ジャズセッション初心者がどうやってセッションに参加すればよいかをお伝えします。この記事を読めば、ジャズセッションへの不安を和らげ、今後のセッション参加への意欲を高められます。

ジャズセッションでは、場所選びと当日までの準備が大事です。場所を正しく選び、当日までの準備をきちんとしておけば、ジャズセッション当日、演奏を楽しむことができます。

セッションは場所選びが大事

セッション会場は、「初心者歓迎セッション」など、初心者を歓迎してくれるセッションを選ぶのが良いです。ジャズセッションでは、セッションを楽しもうという目的で行うときと、切磋琢磨して技術を磨く目的で行うときがあります。

初心者は、セッションを楽しめる「初心者歓迎」をうたっている会場を選びましょう。

まずリスナーとしてセッションの雰囲気を確認

最初はプレイヤーではなく、リスナーとしてジャズセッションに参加し、雰囲気を確認すると良いです。

リスナーとしてどんな曲がよく演奏されているのかを確認し、プレイヤーとして参加するまでに準備できるようにしましょう。

セッションホスト(セッションの中心を担ってくれる人)の方や店員さんに「どんな曲がよく演奏されてますか?」と聞くのも良いです。いきなりプレイヤーとして参加せず、リスナーとして会場の雰囲気を確認しましょう。

セッション当日までに用意したいこと3選

ジャズセッションの当日までに用意したいことは次の3つです。

  • 持ち物をそろえる。
  • よくやる曲の構成を覚えておく。
  • イントロとアウトロの対応を考えておく。

持ち物をそろえる

ジャズスタンダードバイブル、スティック、ブラシは必ず用意すべきです。セッションで行う曲はジャズスタンダードバイブルに掲載されている曲の中から選ばれることがほとんどです。

ジャズセッションで行われる主なジャンルは4ビート、ボサノバ、バラード。対応するためにはスティックとブラシが必要です。当日までにジャズスタンダードバイブル、スティック、ブラシを用意しておきましょう。

よくやる曲の構成を覚えておく

事前に調べた、会場でよくやる曲の構成を覚えておくと良いです。ジャズスタンダードバイブルの掲載曲は数百曲あります。ジャズスタンダードバイブルに掲載されている曲をすべて覚えるのは無理です。

事前にリサーチしておいた、行きたい会場でよく演奏される曲にしぼって、曲の構成をしっかり覚えておくのが良いです。メロディーライン、テーマの小節数、終わり方、始まり方の決まり事があるかどうかのチェックもできるとさらに良いでしょう。

イントロとアウトロの対応を考えておく

ジャズセッションのイントロ(始まり方)とアウトロ(終わり方)についてやり方を調べておくと良いです。イントロはピアノや管楽器ソロからの数小節ソロ、アウトロは3回繰り返し、など、定番の始まり方、終わり方があります。

それぞれイントロからのドラムの入り方、アウトロの締め方はイメージトレーニングしておくと良いです。

セッション参加時に注意したいこと3選

ジャズセッションに参加する際に注意したいことは以下の3つです。

  • 参加者へ積極的にあいさつする。
  • セッションホストの指示にしたがう。
  • やったことない曲でも積極的に参加する。

参加者へ積極的にあいさつする

セッションホストや参加する方々に積極的にあいさつをしましょう。ジャズセッションはコミュニケーションが必須の音楽です。ソロパートの受け渡しなど、演奏中に視線や声かけで合図することもたくさんあります。

コミュニケーションがスムーズになるよう、事前に積極的にあいさつするのが良いです。

セッションホストの指示に従う

セッションホストの方の指示はきちんと聞きましょう。セッションホストは、参加メンバーのバランスや技量を見極めながら、演奏の順番を考えてくれます。演奏の順番はセッションホストの方が決めることがほとんどなので、指示にしたがいましょう。

やったことない曲でも積極的に参加する

順番が回ってきたら、やったことない曲だったとしても積極的に参加しましょう。事前に「自信はないんです」と言っておくのはよいです。自信がなくても周りがフォローしてくれます。逆に、自信がないことを理由に断ってしまうと、セッションへの意欲が低いと思われてしまいます。

ジャズセッションでは演奏の失敗がしばしばあります。初心者が失敗しても大したことにはなりません。積極的に参加する姿勢を見せましょう。

実際にセッションに参加してみた(滋賀県 yugeya近江八幡店)

今回筆者は滋賀県、近江八幡市内の「ジャズ喫茶 yugeya」に行ってきました。店内の雰囲気はとても和やかです。

セッションホストさんも優しい雰囲気。水曜日の13:00だったからか、セッション参加者の年齢層は筆者より目上の方が多かったです。

セッション参加者はギタリスト2名、ボーカリスト2名、ドラマー1名(筆者)、ピアニスト兼ベーシスト(セッションホスト)1名でした。

演奏曲はジャズスタンダードバイブル、ジャズスタンダードバイブル2に載っている曲から数曲。ボサノバが多く、4ビートは数曲でした。

・飛び入り参加の筆者に対してもあたたかく迎え入れてくれて、終始和やかな雰囲気でした。演奏が終わるとセッションホストからのアドバイスもいただけました。今後のジャズセッションに向けて、成長につながるお言葉をいただけます。

なじみのセッション会場をつくってセッションを楽しもう

ジャズセッションに参加したいドラマーは、参加しやすいセッション会場を見つけることが大事です。ジャズセッションでは参加者のみなさんと積極的にコミュニケーションをとりましょう。演奏時の対応にも役立ちます。

ジャズセッションに参加した際は、セッションホストの指示にきちんと従い、マナーよく参加しましょう。実際に参加してみると、想像していたよりも和やかな雰囲気だったということも多いです。怖がらず、ぜひ積極的にセッションに参加してみましょう。

今回お世話になった「ジャズ喫茶 yugeya」のアクセスは次の通りです。

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