hutade

ドラム歴29年!使ったお金は1000万円以上!
中学からドラムを始め、おじさんになった今もドラムに狂っている男ですw
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【ビンテージは自己満足!?】1000万円おじさんのビンテージドラム論

タイトル画像 「ビンテージは自己満足!?」 買い方

娘に足をふまれて、小指のツメがタテ半分に割れました。もんぜつする私を見て、嫁は大爆笑しています。

散財してきたツケは思ったより大きいですね。どうも、フタデです。

「ビンテージドラムを買ってみたい」
こう思うドラマーはたくさんいます。私自身、これまでに数多くのビンテージドラムを所有してきました。

  • スーパーラディック(1950年代、1960年)
  • lm400(1960年代、1970年代)
  • lm402(1970年代)
  • lm404(1960年代、1970年代)
  • Gretschドラムセット(1960年代、1970年代)

…などなど。

パッと思いつくだけでこれだけのものがあります。多くのビンテージドラムを手に取ってきた私なりの、ビンテージドラムへの意見を主観たっぷりでお届けします。

いらない。

現行品で良いです。理由は以下の2点です。

  • あくまで中古なので、状態の良いものを探すのがむずかしい。
  • 音に関しては、プロ、上級者はともかく、それ以外のレベルでは質の差を感じ取れない。

状態の良いものを探すのがむずかしい

たくさん買って思いましたが、状態の良いものを探すのは難しいです。特に私はフリマサイトやオークションで買っていたのでなおさら…。ストレイナーが壊れかけていたり、ネジ山がなめてしまっていたり、テンションボルトが曲がっていたり…、さまざまでした。

では、ちゃんとしたドラムプロショップにあるビンテージ品はというと、…高い。
キチンと商品の選定をし、メンテナンスがしてあるので妥当な金額ですが、どうしても高くなります

ビンテージ品は、自力で探すと状態が悪く、店で買うとかなり高価、ということです。

値段ほどの音の良さがわからない

ビンテージスネア lm400 70s

プロ、上級者は別ですよ。

でも私のような中級者レベルでは、値段の差を埋めるほどの感動はえられませんでした。

もちろん音自体は違いますよ。年代によっても変わりますし、音が軽くなったり、材質自体の変化から音が重くなったり。

でもその変化を現行品で全く表現できないかといえば…、そこまででもないかと。

例えばスーパーラディックは現行のlm400と確実に異なる音をしていましたが、じゃあlm400Bを買えば、同じような音が出ると思うわけです。

私にはいらないだけで、無価値なものではない

私には合いませんでしたが、ビンテージドラム自体が不要なものとは決して思いません。理由は以下の点です。

  • 当時の音の再現度が高くなる
  • 「楽器につくクセ」について理解できる

当時の音の再現度が高くなる

正直、私はそこまでのものを感じ取ることはできませんでした。ですが、良し悪しはともかくとして、現行品とビンテージで音が変わります

音楽の歴史を学び、当時に思いをはせてプレイをする熱意のある方々からすれば、それは大きなメリットです。

また、現行品で当時の音を再現しようにも、そもそも「当時の音」を1度知っておかないと再現のしようがありません。その点からも、1度手にとる価値があります

「楽器につくクセ」を理解できる

楽器には使っている人のクセがつく

ミュージシャン界隈でよく言われている言葉です。でも、正直ビンテージ品購入前の私にはピンときていませんでした。

「楽器にクセがつく?音でも変わるの?そんなバカな…」

ビンテージ品を買いあさった今なら、おおよそその正体の検討がつきます。

  • 楽器使用者の楽器の扱い方によっては、テンションボルトやストレイナーが特定の位置から調整しづらくなることがある。
    • ロックやJAZZなど、それぞれのジャンルのテンション感にチューニングレンジがかたよったドラムができる。

こういうことかな、と現在では理解しています。

私のような中級者にもわかるような明確なクセは、ビンテージ品のような長い年月を生き抜いた楽器でないとあらわれません。楽器のクセの正体の理解に、ビンテージ品は一役かってくれました。

ビンテージ品の収集は上級者向けだけど、1度は触れておいたほうがいい

最初に「いらない」っていっておいて、どっちやねん!…といわれそうですが、上級者やプロでなくても、ビンテージ品に1度ふれることは必要だと感じています。

  • 当時はこんな音が求められていたんだ…。
  • 「クセ」ってこういうことか!
  • 言うほど現行品と音は変わらないかも…。

さまざまな気づきがあると思います。そのうえで、私のように「いらない」となるか「ほしい!」と沼に入っていくかは人それぞれです。

ぜひ1度、ビンテージドラムも手にとってみてください!

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