今回下書きをまとめていたら、まさかの前回の倍に…w
みなさん、ご覚悟はよろしいですか?笑
では、大長編を始めて行きますw
ちなみに前回の記事はこちらの「TAMAの歴史を大研究①」です。
1980年代、TAMA、世界に飛び出し大躍進!!

TAMAは1980年代、様々な開発を経て世界に飛び出していきます。特に、1983年に発売されたArtstarは、直線を多用して先進性を強調したデザインと、コルディア材の独特な木目をフィーチャーしたヴィジュアルで評価を確立させます。
そして、何よりそのダイナミックでパワーのあるサウンドにより世界のトップブランドの仲間入りを果たすことになるのです。
1980年、TAMAのメインはバーチ材
この年のカタログ内でTAMAは「現在最高の素材はバーチ」と言い切っています。根拠となる特徴は以下です。
- 振動特性の良さ(音響速度、密度、動的ヤング率)
- 強度特性の良さ(圧縮、真円度)
動的ヤング率…ヤング率とは弾性変形(金属に力をかけたとき、力を取り除いた時に金属がどの程度もとに戻る作用)の度合いを数値化したもの。「動的」なので、時間依存性を持つ特性を考慮に入れている。»(株)ウエストヒル(外部サイト)
シェルの成型方法はスーパーヒート・コンプレス方式
少し異なるかもしれませんが、こちらの動画内の成型方法を見ていただいた方が分かりやすいかも。
これは近年の動画なので多少変化はあるかと思いますが、おおむねこの通りの成型方法だと思われます。手順は以下です。
- バーチ材単板の繊維方向を縦と横でまず合わせる。
- 接合部分をずらしながら3組斜めにジョイントする。
- 合計6プライをニクロム線で暖めて圧縮する。
ニクロム線…電気ストーブなどに使われる電熱線。
スーパーヒート・コンプレス方式の特徴は以下です。
- 当時ロジャーズとTAMAが採用。
- 内側から外側に向かって圧縮するため、ドラムシェル自体に圧縮力を内臓できる。
- 繊維面に沿って縦に抜けるパワーと横に広がるボリュームが2乗にも3乗にもなる。
- TAMA曰く、エアーバック方式や高周波方式より優れた真円度、耐久性が生まれると考えられている。
圧縮力を内蔵する意味は以下です。
- 「音」というのは空気が圧力変化し、それが伝わっていく現象。空気が圧力変化する原因を作るものが「音源」。»「音響の基礎」(外部サイト)
- 圧力の変化が音であるため、圧縮力は音に大きく影響する。
この当時、TAMAは音について、「音は縦に抜け、横に広がる」としています。
ファイバーシェルの成型行程が明らかに
TAMAは遠心成型機によってファイバーシェルのドラムを作っています。ファイバーシェルの成型手順は以下です。
- 低速度回転している成型機の中にファイバーグラスマットと特殊配合したポリエステル樹脂を注入する。
- 熱を加えながら高速度回転させて硬化させる。
- 遠心力によって、継ぎ目のないかつ真円度の高いブラックファイバーシェルが完成する。
ファイバーグラス…樹脂とガラス繊維を混ぜ合わせて生成したもの。
樹脂…この場合はおそらく合成樹脂。石油などの科学由来の素材をもとに作られた素材。プラスチックもこの合成樹脂を加工して作ったもの
ファイバーフラスシェルは硬質なため、エッジの成型のためにダイアモンドホイール成型カッターを開発。ムラのないエッジ加工ができるようになっています。
コーティングウッドの素材はマホガニー材
インペリアルスターやスイングスターなどのシリーズの材で「コーティングウッド」と表記されていた素材についても、このカタログで明らかになっています。
コーティングウッドシェル=マホガニー材をヒートコンプレスし、内面塗装、外面カバリングしたウッドシェルのこと
だそうです。
内面塗装については、他社に先駆けて「ゾラコート」を使用。「湿度に強く、音の跳ね返りも強くする性質を生かしている」とのことです。また、カバリングは全面接着しており、これは当時TAMAにしかできなかった技術だそうです。
ゾラコート=外壁塗装の一種。
余談ですが、当時のカタログにて、テリー・ボジオが普通のインペリアルスター(特に多点キットではない)を使っているドラマーとして紹介されているのに驚きました笑
めっちゃ普通(?)のドラマーのような顔をしていますw
「ウッドシェル」の正体はアビトン材!
ロイヤルスターなどの材で明記していなかったウッドシェルは、このカタログからアビトン材と明記されるようになりました。
アビトン材…フローリングやトラックの荷台に使用される。耐久性も高く強度もある。
ハードウェア類が進化!

紹介ページは巻末に移動しましたが、ハードウェアの記載は相変わらず充実しています。ボールタイプのタムホルダー、オムニロッド、マルチクランプ、マルチホルダーが掲載されるようになりました。
タムマウントについてですが、従来のマウントではタムホルダーの一部がタムの内部に干渉してしまうが、TAMAのタムマウント、Lロッド方式についてはシェルの内部に振動を妨げる物を入れない、という考え方で考案されています。
「音抜けがいい=バターヘッドの振動が遮れずにボトムヘッドに伝わること」と考えてのことらしいです。さらに、タムホルダーのパイプ直径が他社より太くなっているのは、安定性を求めてのことだそうです。
次はバスドラムスパーについて。バスドラムのスパーの取り付け位置や角度にもこだわり、バスドラムのふらつきやノイズをしっかり防げるようになりました。
スネアスタンドの重量について、スネアスタンドがスネアドラムより軽いとスネアの性能が発揮できないと言及しています。後のカタログで詳細が記載されていますが、「スネアスタンドが弱いと振動を全て伝えきれず、せっかくのスネアのサウンドが貧弱になる」とのことでした。
TAMA発祥のブームスタンドについても言及。「他社が真似してますが私たちが最初に開発しました」と強気の発言が記載されているのが面白かったですw
スネアドラムのラインナップが充実!
この頃のスネアのラインナップは以下です。
- キングビート(メタル)
- マスタークラフト(ベルブラス、ローズウッド、ファイバーグラス、バーチ、シームレスメタル)
- ロイヤルスター(シームレスメタル)
- スイングスター(シームレスメタル、アビトン)
詳細の記載があった主なスネアについては以下です。
- キングビート
- 特殊鋼板を400トンの大型機械で打ち抜いて作っている。45度傾斜のフランジ。この頃からキングビートについてはヘッドはレモ社(他はCANA-SONICの模様)。
- ベルブラス
- 経時変化は全くなく、アクセサリーパーツの交換だけで半永久的に使える、としている。
- ベルブラススネアはこの当時ですでに12万円!なお、この頃からすでにベルブラススナッピーが登場していました。
- ローズウッド
- 2枚貼り合わせたローズウッド単板を5組重ねた10プライ。他社のローズウッドについて、「外側だけローズウッドを貼り付けたまがい物」と言っていた攻撃的な姿勢が面白かったです笑
1982年、再びハードウェアへのこだわりを全面に
1982年のカタログでは、トップ項目が再びハードウェアになっています。様々なハードウェアへのこだわりを語ってくれています。以下が抜粋です。
- タムのベースプレート
- 大きくすることでタムの振動が良く伝わることになるため、サイズを大きめにしている。
- バスドラムのスパー
- 取り付け角度に強くこだわっており、研究の結果、バスドラムのはしりとタムのブレを減らすことに成功。
- ノイズレスラグ
- 新開発のノイズレスラグと比べ、過去の他社のラグについて「スポンジやフェルトでミュートする子どもだまし」と強気の言及w
- 弾性プラスチックでナットを固定することで、ナットのズレをなくした。また、チューニングボルトがナットと弾性プラスチックに食い込むため、ボルトの緩みは完全に起こらないとしている。
- タムブラケット
- 従来の物よりやや前よりになっている。多点キットにおいても抜群の安定性を発揮するため。
- シンバルスタンド
- 大口径でも倒れない、安定性が売り。ダブルレッグの足ゴムは設置面積を広くして安定性をさらに高めている。
- ハイハットスタンド
- テンションを変えずにプレートの角度を変えられるように開発。
チューニングボルトが緩むメカニズムについても解説してくださっていました。
- ショットの瞬間、打面が下に押される力でチューニングボルトは逆に上に上がる。
- 上がった状態でロックされるため、強いショットが続いていく内にチューニングボルトはゆるんでいく
このメカニズムを踏まえ、チューニングボルトとナットを弾性プラスチックに食い込ませることで固定して解決しているとのことでした。
シェルの優劣は成型された材の質で決まる
このカタログ内でTAMAは「シェルの優劣は成形された材の質で決まる」と言い切っています。
また、TAMAのシェルは全て前述のスーパーヒート・コンプレス成型機から作られているため、シェル自体に圧縮力が内臓されていおり、そのため木材特有の鳴きと音の抜けが年々良くなっていくそうです。
TAMAのシェルの特徴として、「エッジが他社に比べて硬い」という点があります。この理由について、「硬いエッジの方がシェルへの音の伝達が早くなる。そのためTAMAのエッジは他社に比べて硬め。」と説明されています。
音の伝達は硬い物質間の方が早くなります。»(株)静科(外部サイト)
ちなみに、速達性や鳴りの深さを要求されるため、バスドラムは他のシェルよりさらにエッジが硬めになっているそうです。
他にも、以下の点でTAMAのシェル成型について他者との違いを説明されています。
- 塗装工程には全15行程もある。クラフトマンの卓越した作業によるもの。
- シェルの真円度は±1ミリで調整。成型機とクラフトマンによる業。
- コーテッドウッドシェル(インペリアルスター)で内面塗装しているのは、ゾラコート塗装で湿気をシャットアウトさせるため。TAMAはこれを他社に先駆けて始めている。
- 当時日本で外面シートを全面接着していたのはTAMAだけ。
タムが深胴化!26インチのバスドラムもラインナップ!
この頃からタム類が深胴化(名称:マグマシェル)しています。チューニングバリエーションとインパクトの強いトーンを求めた結果とのことです。
ロイヤルスターに26インチがラインナップします。また、マイルドなトーンにさせるためバスドラムフープをメタルフープからウッドフープに変更しています。
シェルの詳細についても言及!
カタログ内にて、以前にも増して材質についての言及が増えています。以下がその内容です。
- ウッドシェルに使われていたアビトン材は「ヘッドとのなじみは最高」とのこと。
- ファイバーグラスシェルは音の立ち上がりとサスティーンの良さで木道に勝るため、ハードロックに向いているとしている。
- ただし、真円度とエッジのクオリティがあってのこと。
- ファイバーシェルは人気な曲やアップテンポな曲におすすめとのこと。また、経年変化がないのもメリットとしている。
- コーティングウッドに使っているマホガニーは、木目のつまり具合がほどよいマイルドトーンの原因となっている。
- シェル素材については「ベルブラスが最良」と断言。ロールの表現やブラシワークにもおすすめしている。また、経年変化でより良いディープでマイルドな音になるとしている。
スネアドラムがさらに充実!
スネアドラムのラインナップを充実させています。カタログ内ではスネアドラムの重要性を説いており、「ドラマーにとってスネアドラムの選択肢が少ないことはいけない」と説明しています。
ラインナップは以下です。
- シェルの深さが5、6.5、8インチ。
- 材質はメタル、ベルブラス、バーチ、ファイバー、ローズウッドの5種類。
- スナッピーもベルブラス、スチール、エアクラフトの3種類。
- スナッピーはスチールを標準としている。
- エアクラフトは自動車や飛行機のワイヤー材。ハードヒットに向いている。
- ベルブラスの特性はエアクラフトと逆で、鮮明度の高いシャープなサウンドが特徴。
この頃はローラーアクションスイッチという全面当たりのストレイナーを採用しています。従来の全面当たりと違ってシェル内部に棒を通さないことで、シェル内部の振動伝達を良くしているとのことです。
この当時、メタルスネアについては浅胴(5インチ)は「ジャズにも対応できる」とおすすめしているのが少し意外でした。
また、ローズウッドスネアについては以前はジャズドラマーに人気だったが、この頃からオールジャンルで人気のスネアになった、とのことです。
さらに新しい点としては、ヘッドの選択肢がレモとTAMAの2択になっています。
オクタバンが登場
オクタバンがこの年から登場します。他社にてキャノンタムとも言われるこの形状は、TAMAが発祥とのことです。
1983年、アートスターシリーズ誕生
1983年、コルディア材のアートスターシリーズ(内面がバーチ、それをコルディア材でサンド)が誕生しました。この時代はコルディア材が世界最強の材としています。
スネアにもアートスターシリーズが仲間入りしています。コルディア材については「タイトでパワフルな音が特徴」とのこと。
ハードウェアへのこだわりは健在
このカタログでオムニロックタムホルダーが登場!
オムニロックタムホルダーについてはTAMAの開発、とのこと。ボールクランプ自体、とは言っていないため、ボールクランプのはさみかたが独自の機構で、再現できない角度が無くなったことがTAMAオリジナルとのことだと推察されます。
オムニ=あらゆる、という意味
他にも以下の点が新しくなっています。
- シンバルスタンドは基本的にワイドタイプとなっており、安定性を重視している。
- ラグにハイテンションラグがラインナップ。
- フロアタムは安定性確保のためにブラケットを低めに設置。
タムが超深胴化!11インチタムが改めて登場!
タムは超深胴のエクストラシェルが採用されています。ラインナップを見てみると、12×13など、口径よりも深さのが大きい模様です。
11インチタムが改めて登場するのもこの時期です。
(私も一時期所持していましたw意外と違和感なく使える音でした。)
シンバルの選択肢が4種類に
カタログで紹介されているシンバルが4種類になっています。以下の4つです。
- TAMA
- ZANKI
- ROMEN
- Aジルジャン
Aジルジャンが最後に記載されているところを鑑みるに、まだまだシンバル=ジルジャンとは全くなっていない模様です。
ヘッドの選択肢は2種類に
ヘッドがTAMA名義のものかREMOかの2択になっています。TAMA製が6種、REMO製が3種で、当時はTAMA製の方が充実のラインナップです。
スネアフープが明確に2種類に
この頃からスネアフープが明確に2種類になりました。トリプルフランジフープとダイキャストフープが記載されています。
1984年、カタログ内は超多点キットが満載
カタログ内では基本的に超多点キットを中心に紹介しています。2バス、6タムがバンバン登場していてビックリしました。
フロアタムに20インチもラインナップしており、大音量化への対応かと思われます。ちなみにこのカタログから11インチタムが消えています。
ハードウェアが一部軽量化

この頃から、逆に軽量のシンバルスタンド、スネアスタンド、タムスタンドが一部ラインナップされるようになります。
このカタログからトリプルタイプのホルダーが登場しますが、これはTAMAが開発した物だそうです。
シェル材のプライ数にも言及
このカタログから材のプライ数と厚みへの言及が増えています。ロイヤルスター(シナ材2プライ、アビトン材6プライを結合)、スイングスター(アビトン材のみの9プライ)について紹介されています。
シンバルのメインがマイネル社に
このカタログからマイネル社のレーザーシリーズシンバルが仲間入り。しかもメインで紹介されています。表でのみ、TAMA製とAジルジャンが紹介されていました。ちなみに当時のマイネル社のハットはトップ、ボトムともにヘビーウェイトだったようです。
サイレントドラムパーツも登場
REMO社製のサイレントドラムパーツが紹介されています。この頃の物は、ヘッドとシェルの間にクッションとプラスチックパーツを挟み込む形で消音を図っています。
1985年、スローガンは「フローシャス」
この年からTAMAは「フェローシャス」というスローガンを掲げます。「凶暴に、残忍に、猛烈に、」という意味です。「下心を捨て、ピュアなビートを叩きつけろ」ということだそうです。
この年のカタログの変化は少ないので、以下にまとめました。
- 国産初のツインペダルがラインナップ。
- カーボンファイバースネアも登場。バーチ材に炭素樹脂材(カーボンファイバー)を重ねた模様。タイトでビビットな特性。
- REMOとTAMA製のヘッドが同等程度に扱われてきている。
- シンバルはマイネルにプロファイルシリーズが加えられている。
- シンバルラインナップからジルジャンが消える。
1986年、バーズアイメイプル登場
アートスターシリーズならびに同シリーズのスネアにバーズアイメイプル(カナダ産)を採用し始めます。「バーズアイメイプルを最高の材とし、世界初採用している」とのこと。バーズアイメイプルもTAMA発祥だったんですね…!
TAMA発祥のものが続々登場
この年に発表された「TAMA発祥」のものは以下です。
- カーボンファイバーシェル
- 前年ごろから出ているレバーでワンタッチで止めるタイプのスタンド。これの発祥もTAMA。
- バーズアイメイプル
- ゴングバス
- 木製のティンバレス(いわゆるメロタムのようなもの)
1988年、ラインナップが大幅変化
ラインナップが大幅変化。以下のシリーズになります。
- アートスターⅡ(バーズアイメイプル、メイプル、コルディアの3種)
- クレスター(バーチ材8プライ)
- グランスター(バーチ材6プライ)
- ロイヤルスター
- スイングスター
ちなみにコルディアの中心になる材はバーチからメイプルに変わっています。
他にも、11タムが復活しています(11タムはTAMA発祥)。さらにこのカタログでは11タムの相棒として15インチフロアタムもラインナップしています。
スネアドラムのラインナップがさらに充実

この年のスネアラインナップは、以下が以前のラインナップに加わったかたちです。
- 単板メイプル
- コルディア
- ジブラルタル
- バーチ14プライ18ミリ厚の超厚胴。ヘビーな音色が特徴。
- バーズアイメイプル
スネアの一部は打面側からボトムのチューニングができるシステムが採用されています。ちなみに、この頃からメインがほぼ内面当たりになった様子です。
1989年、新たにロックスターがラインナップ
上級アマチュア向けにロックスター(アビトン材9プライ)がラインナップしています。
また、アートスターⅡはバーズアイメイプルとコルディアの2種類になりました。
11テンションのスネアが誕生
バーチスネアにトップのみ11ラグのモデルがラインナップします。TAMAの示した特徴は以下です。
- パーフェクトなチューニングができる。
- ヘッド面に弾力がでる。
- 基音を中心としたまとまりのある音がでる。
これらの特徴の根拠は以下です。
- 奇数ラグの場合、1点が締められた場合に相対する2点に分散され、バランスをとってテンションがかかる。
- 偶数ラグの場合テンションボルトを結ぶ線が点になるが、奇数の場合結ぶ線が星上になり一定の範囲にテンションがかかる形になる。そのため従来の物より奇数の方が柔軟性のある打面になる。
- 理論上の振動モードは基音を含めて9種からなる。振動モードは倍音の発生源のようなものらしい。»機械工学辞典(外部サイト)
つまり、偶数のテンションの方が倍音がでやすいため、11ラグの利点としては「音がきれい、チューニングしやすい、胴なりが良い、ぬけが良い、材の特性を生かしやすい」といった利点があるとのことでした。
スネアがさらに多種多様化
この年、TAMAにコパースネアが登場します。「過去にドラム界で誕生したメタルスネアの最も古いものはコパーだった」と紹介しています。1930,1940年代のジャズで使われていたとのことです。なお、コパースネアはアタック重視とのことでした。
スネアにベルブラスフープつきのオールベルブラススネアと、そのピッコロがラインナップします。ベルブラスフープはシンバルと同素材で、ダイキャスト以上のパワーを伝えているとのことです。
ブラススネアについてはパワフルでタイト、と表現しています。ブラスはピッコロから8インチまで揃っています。
単板スネアは「少し甘いチューニングでもよく鳴る」と表現しています。
TAMA発祥のハードウェアは健在
ハイハットスタンドのスイベル機能が発表されていますが、これもTAMA発祥だそうです。パイプごと傾けられるハイハットスタンドもラインナップされており、これも独自開発とのこと。
1980年代はTAMAの地位を確立した年代
TAMAはこの年代で様々なものを開発、リリースし、その地位を確立したように感じます。そして後の時代に残らないものもありますが、試行錯誤を繰り返し、様々なものを生み出しています。この姿勢がTAMAのTAMAたる所以なのかな、と感じました。
…さて、ここまでおおよそ1万字ですw
ここまでみなさんついてきてくださっていますでしょうか?笑
ようやく次回は1990年代ですw
まだまだメーカーの深掘りは多くの知識を与えてくれると思うので、ぜひお付き合い頂けたら、と思います。よろしくお願いします。
コメント